TMレポート

ブログタイトルはそのままに、思いついたことを書く場所に変えました。。。

最近の新しい師匠について

前田さんへ

お元気ですか。
あえてLINEではなく、TMレポートにメッセージを上げておきます。
姿は見えませんが、前田さんが見に来てくれていることを知っているからです。

私はしかるべきタイミングで、しかるべき師匠を得てきました。
前田さんもその師匠方の一人であり、ジョニーもそうです。

最近の新たな師匠は、坂口恭平さんです。
一人暮らしをするようになってからは、師匠方は故人だったり、遠方に住んでいる、
あったことのない人達であることが増えました。彼もその一人です。

私は、前田さんから「覚悟」の概念を教わった、見せてもらったと思っています。
そして現在、私は自分の人生を取り戻していく過程(作り直す過程ともいえるかもしれません)にあると思っているのですが、
その中で出会った坂口さんが「覚悟」について書いていました。
以下の引用は、よれよれのおばちゃんに売春の持ちかけられ、
それに応じる前のやり取りから派生した文章です。

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坂口恭平 note お金の学校(8)文芸春秋にとっての王は何か 引用

おばちゃんが「5000円でやらない?」と言うわけですよ。
売春ですよ、違法ですよ、体を売って金を貰っちゃいけないらしいですよこの世は。
(中略)
というわけで僕はおばちゃんを、その身のこなし方を褒めたんですね。
するとおばちゃん「あら、嬉しいわ」って素直に喜んだんです。
躊躇もなく。向こうも達人の証拠です。つまんないやつはすぐ「いえいえ私なんて・・・」と言っちゃうんです。
どうせ嬉しいのにですよ。
(中略)
一切の自己否定がなく、自らに満足されてます。
「お兄ちゃん、かっこいいねえ」
「どうも、ありがとうございます。嬉しいです」
「だからさあ、ねえ、五千円でやらない?」
「いやあお姉さん、素直で真っ直ぐでいいですね。わかりましたよ。
女性から誘われるとは私も幸運者ですな、ではこのホテルカサブランカでいいですか?」
「話が早い人だね、そうこなくっちゃ。迷わない人、私大好きよ」

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読んだとき、ああこれは前田さんだ、と真っ先にイメージしました。

最近、元気にしているだろうか、と思っていたので、イメージがすぐにわきました。
おそらくなにかのタイミングで、前田さんも僕をイメージしてもらっていたと思います。


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坂口恭平 note お金の学校(8)文芸春秋にとっての王は何か 引用

覚悟するって、大変なことではないんです。逆です。楽なんです。
このカラクリを知ると、まじ覚悟することが止まらなくなります。
はい、これはすなわち、勇気のつくりかた、です。勇気ってのは作るコツを知らないと、
作れません。でもコツを知ってると勇気なんてすぐに作れます。材料は、生きるか死ぬかという覚悟と殺気だけです。
あとは何も要りません。気づきましたか? 経済に一番重要なものは、お金ではありません。
勇気なんです。つまり、経済を作り出すとは勇気を作り出すってことです。
しかも勇気を作り出す材料は全てあなたがもうすでに持ってます。だからお金がかかりません。
当然です。経済とはお金ではないのですから。勇気なんです。ここはどうか忘れないように
。僕は勇気があるんです。人を褒めるということは、その人と適当な付き合いをしないってことです。
なんなら一生付き合うって覚悟することです。そいつが人を殺したとしても、
裏切られたとかくだらないこと言わずにただ「俺がすごいと認めた人間なんだから、一生好きだよ。諦めるな。出所したらまた一緒に面白いことやろうぜ」
と面会所で口にするだけなんです。それが勇気です。それが覚悟です。それが人を褒めるってことです。


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原文リンク

note.com


私は覚悟はしんどいもんだと思っていましたが、違ったのですね。目からうろこです。
前田さんはそんなこと当たり前すぎて、おそらく認識もしていなかったと思うのですが、、、

中略が多いし引用なので、この記事が持つ100分の1以下もパワーがありません。
彼の文章は劇薬です。静脈に染み入るような強烈な文章です。
初対面は「躁鬱大学」という本でしたが、この時はダウンしてしまいました。
二日くらい仕事に行けませんでした。


短くするつもりが、結局長くなってしまいました。でもいいです、大丈夫です。
文体が彼のようになってしまいます。それだけ共鳴をもたらす強烈な文章です。

自分の人生を生きるようになった暁には、また必ずお会いできると思っています。

大丈夫だと確信しています。必ず、お会いできます。

それでは、また。